建物の長寿命化と資産価値を向上させる改修事例と周辺技術を紹介します。
躯体先端部(改修前)
躯体先端部(改修状況)
バルコニー鼻先廻り笠木の剥離補修・軒天鼻先の欠損補修を行った上、防水材及び外装材を施し、雨水の浸入を防ぎ躯体の耐久性向上を図った。
笠木天端は、太陽熱や雨水の影響が特に大きい部位であり、重点的に劣化対策を施した。
サッシ下端外壁の汚染防止と、サッシモルタル窓台廻りからの漏水を防止するため窓台廻りをはつり取りアルミ水切りを新設した。 漏水、汚染対策の他、外装材の劣化抑制の効果も得られた。
改修前
改修後
外周パラペット鼻先水切り(特許取得済み)
内周腰壁天端水切り
駐車場棟、外壁や梁型、腰壁の「汚染防止」のため、パラペット天端や、梁型、腰壁天端、水切りを新設した。
水切りを設置することにより、汚染しやすい部位にも真白の塗料を選定することができた。
改修前
改修後
60年経過した雨ざらしの梁の劣化事例をみると、雨水が最後まで残る梁下端の帯筋が腐食して無くなるほど劣化が著しかった。
この事例でも、雨だれが汚れだけではなく、構造体を劣化させるので、無機系防水材にて保護の上、塗装を施した。また水切りを設置し、雨水及び汚染対策を施し、躯体内鉄筋の長寿命化対策を図った。
上段は築後10年経過 下段は築後20年経過(修繕後10年経過)
塗料の汚染防止効果(修繕後10年経過)
改修前
改修後
塩害地域での施工は注意が必要
長期に持つものを選定します。旧式のインターホン(右下画像)は製作可能です。
換気口取外状況
専有部内換気扇清掃状況
換気口外部の目詰まり状況
換気扇ファン取外し状況
埃目詰り状況
清掃後状況
天井内共用ダクト接続部
天井内ダクト内部清掃状況
天井内共用ダクト接続部
天井内ダクト内部の状況
共用ダクト
給排気ダクト吹出口取り外し状況
ダクト吸込み口清掃状況
ダクト吹出口清掃状況
工事箇所:トイレ
便器取り外し、工具(トーラー)を汚水管に挿入し、錆びコブ除去
錆コブ除去作業と並行して、内視鏡にて、除去状況を確認しながら作業する。
除去前
除去後
仮設状況
増圧ポンプ
更新にあたり、居住空間の更新工事のため、即日のガス・水道の復旧が必要となる工事である。事前段取りが重要な給水工事に加え、ガス復旧にあたり、居住者の立会が必要のため、広報や事前調整等徹底し、スムーズに終えることができた。
改修工事にあたり、シャフト内配管が混入り、ガスメーターの取り外しが発生した上、内部作業が困難であり、作業難易度の高い典型的な例である。
設備改修工事を容易に行うためには、新築計画時に作業スペース設けることが必要である。更に、盛替え用の配管や配線のスペース、区画貫通穴が設けられていると、更に容易な工事になる。(仮設配管等が必要となり、費用・手間が増大する)
赤水対策、ガスの着火確認
施工状況
完了後状況
既存発電機
既存制御盤
新設発電機
新設制御盤
ガス配管更新状況
ガス弁設置状況
ガバナー室全景
室内引込み口
ガバナー